1本焼きのバームクーヘンオーブンが生み出す多彩なバームクーヘン文化

バームクーヘントルテ

 製菓製パン機械の輸入販売を手掛けるある業者の社長によると、バームクーヘンオーブンは1本焼きに限るという。日本でバームクーヘンを製造販売する場合、最初はどれぐらい出るか分からないないから1本焼きの機械がいい、という声が多いが、この社長に言わせると、1本焼きだからこそできる色々なことがあるのだという。その業者も6本焼きの機械も当然扱っているのだが、その社長は、「是非1本焼きを」と顧客に薦めている。1本焼きでないと焼けない配合の生地も沢山あるのだという。また、1本焼きの場合は、きめ細かに焼成の具合を調整できるので、粉の配合量の少ないどろっとした生地でも様々な味や形に焼き上げることができるという。その社長は若い頃、ドイツでマイスターを目指して、長い間菓子職人として働いていた経験がある。


 バームクーヘントルテバームクーヘントルテ
ドイツでは、バームクーヘンの値段は日本よりかなり高い。目方売りが多いのだが、直径で15センチぐらいで心棒の直径が5センチぐらいの大きさのもので、一節(幅10程度に輪切りにしたもの)が3000円ぐらいだ。また、輪切りにしたもだけではなく、様々なバリエーションがある。例えばバームクーヘンのトルテ。心棒が25チンぐらいとかなり太いものを使って、厚さが2センチぐらいのバームクーヘンを焼くと、直径29センチで中央の穴の直径が25センチの製品ができる。それを輪切りにして、大きな穴の部分にサブレの生地を敷いて、ムースを流したり、スポンジ系のものをいれたりしたものがそうだ。

 また、バームクーヘンを縦に2等分したものを使った「バームクーヘンロール」や、小さくカットしたバームクーヘンにチョコレートをコーティングした「バームクーヘン シュピッツェン」、バームクーヘンの切れ端を利用した「バームクーヘンパフェ」など、バームクーヘンを使った様々なバリエーションが本場ドイツでは人気を集めている。

 

 最近は日本でもバームクーヘンの専門店が見られるようになったが、こうした本場ドイツのバームクーヘン文化を取りれて品揃えを考えたら、日本でも新たなバームクーヘンの食文化が花開くのではないだろうか。

 

 ちなみに、1本焼きのバームクーヘンオーブンの一例は、こちらで見られるので、参考にしていただきたい。

 

 


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